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- 東京楽器博2025 レポート
- 2025.12.25
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- 2025.06.24
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Pa5X OSバージョン 1.5.0 の新機能
- MIDIデータからスタイル・データへの柔軟なインポート機能
- スタイルやソングと同期してパッドの再生開始が可能
- 「ロック(Lock)」状態のパッドは、スタイルやソングブック・エントリーを変更しても再生を継続
- ソング編集モードに「取り消し(Undo)」機能を追加(操作履歴を含む)
- 検索結果に基づいて、自動選択ではなく、リスト上で選択候補の待機表示
- 検索結果の詳細情報を確認できる、ツールチップ付きのインフォボックスを追加
- 長いファイルパスやファイル名を表示する際、末尾が省略されないようにする「省略記号(…)」表示機能を追加
- 「ホーム(Home)」モードに「サウンド・レンジ(Sound Range)」のオン/オフおよび、「ラップ・アラウンド(Wrap Around)」設定を追加し、即時のアクセスやスタイル・トラックのプログラミングが可能
- 「スマート・フィル(Smart Fill)」設定を追加。これにより「ベース」と「ドラム」パートのみ、フィルインを付けることも可能に
- 「ファスト・プレイ(Fast Play)」設定を追加。MIDIソングを即座に開始したり、セットアップ小節を含めて再生したりすることが可能に
- システム全般の改善
- さまざまなジャンルの新規スタイル40種類を追加
スタイルへのMIDIデータの柔軟なインポート
Pa5Xでは従来から、マーカーで区切られたMIDIファイル形式で、スタイル全体をインポート/エクスポートすることが可能でした。この操作を行う際は、ファイルタイプとして「エクスポートされたスタイルのMIDIファイル(MIDI file of an exported style)」を選択する必要があります。MIDIファイル内の各セクションはマーカーによって区切られており、インポート機能はそれらを対応するスタイル・エレメントへと配置します。
OS v1.5からは、スタイルの一部だけをインポートし、それ以外の部分は変更せずに残すことが可能になりました。例えば、シーケンサーで作成したMIDIファイルや、Pa5Xのレコーディング・スタジオ機能からエクスポートしたMIDIファイルから、「イントロ1(Intro 1)」といった特定のスタイル・エレメントだけをインポートすることができます。ファイルタイプに「汎用MIDIファイル(Generic MIDI file)」を選択すると、MIDIファイルに含まれるマーカーはすべて無視されます(つまり、マーカーは不要となります)。また、「インポート先の設定(Set the destination)」項目では、特定のスタイル・エレメントをインポート先として指定可能です。これは、スタイル編集モジュールにおけるインポート機能を大幅に強化するものです。
パッドをスタイルやソングと同期させて開始可能に
パッドの再生を、スタイルやソングの開始に合わせて同期させることができるようになりました。「ワンショット」タイプのパッドは、スタイルを開始すると1回だけ再生されます。一方、「ループ」タイプのパッドは、停止操作を行うか、あるいはスタイルが停止するまで再生し続けます。
パッドの「シンク・スタート(同期開始)」機能を有効にするには、「パッド」ページ(ホーム > メニュー > パッド)に移動し、「シンク」オプションをオンにします。設定が有効になると、各ミキサー・ページのパッド・エリアに「シンク」を示すシンボルが表示されます。この設定状態は、ユーザー・スタイルやソングブック・エントリーに保存することが可能です。
「ロック」状態のパッドは、スタイルやソングブック・エントリーを変更しても演奏を継続します
「ロック」状態のパッドは、スタイルやソングブック・エントリーを変更しても演奏が止まることはありません。これにより、新しいスタイルを選択した瞬間に音楽が途切れてしまうのを防ぐことができます。パッドには新しいテンポのみが適用されるため、スタイルを切り替える際、よりスムーズで洗練された移行が可能になります。
ソング編集モードにおける「アンドゥ(取り消し)」機能(操作履歴を含む)
スタイル編集モードと同様に、ソング編集モードでも「アンドゥ」機能が利用できるようになりました。アンドゥ履歴から、直近5回分の操作までを元に戻すことができます。これにより、録音をやり直したり、同じ編集作業を繰り返したりする必要がなくなり、ソング編集の効率が大幅に向上します。
検索結果の「事前選択」機能:自動選択は行われません
検索機能を強化し、検索結果を「事前選択」できるようにしました。検索完了後、任意の候補となる項目をタッチすると、その項目が灰色に変わり、事前選択された待機状態になります。読み込みの準備ができたら、専用キーをタッチして任意のプレイヤーへ割り当てます。
これにより、検索結果から誤った項目を選択・読み込んでしまうリスクを大幅に軽減できます。
検索結果の詳細情報を確認できる情報ボックスとツールチップ
検索結果の精度を高めるため、検索ページで「情報」ボタンをタップすると、選択したリソースに関する詳細情報にアクセスできるようになりました。この新しい画面では、ファイルパスをはじめとする、ファイルに関連するさまざまな情報を確認できます。ファイルパスを約1秒間長押しするとツールチップが表示され、パスが非常に長い場合でも、省略記号(…)なしの完全なパス名を確認することが可能です。
長いファイルパスやファイル名を、末尾を切り捨てることなく表示するための省略記号(…)機能
画面上のスペースには限りがあるため、非常に長いファイルパスやファイル名をすべて表示することは、これまで課題となっていました。従来は、こうした名前は単に末尾が切り捨てられていました。しかし今回、名前の途中に省略記号(…)を挿入する仕組みを導入しました。これにより、最も重要な部分(先頭と末尾)が常に表示されるようになり、内容をより把握しやすくなりました。
「ホーム」モードに「サウンド・レンジ(Sound Range)」のオン/オフおよび「ラップ・アラウンド(Wrap Around)」設定が追加され、スタイル・トラックのプログラミングに素早くアクセスできるようになりました
「スタイル・エディット」モードに入ることなく、「サウンド・レンジ」のオン/オフや「ラップ・アラウンド」の設定にアクセス可能です。これらのパラメーターは、伴奏トラックが演奏される音域やオクターブを決定する上で非常に重要であり、演奏する音楽と自然に調和させるために欠かせません。編集モードに切り替える手間なく、簡単にこれらのパラメーターを操作できます。
なお、これらのパラメーターは「ユーザー・スタイル」および「ソングブック・エントリー」のそれぞれに保存されます。
「スマート・フィル(Smart Fill)」コントロール設定で、フィルインの再生方法を選択できるようになり、より柔軟でスムーズな自動伴奏の移行が可能です
スマート・フィル機能を使用すると、フィルインの再生方法を、自身の演奏アプローチや音楽的な好みに合わせて選択できます。「設定(Settings)」>「環境設定(Preference)」>「スタイル(Style)」にあるスマート・フィル(SMART-FILL)設定次第で、フィルインのトリガーが第1拍目以降に行われた場合の再生方法を選択可能になります。スマート・フィル(SMART-FILL)にチェックが外れている時は、フィルインとして予めプログラムされた通りに全ての自動伴奏パートを再生します。一方、チェックを入れた時は、ベースとドラムのパートのみ、予めプログラミングされたフィルインに切り替わりますが、残りの自動伴奏パートはその時に選択していた「バリエーション」用にプログラムされた通りに自動伴奏を継続して再生します。
スマート・フィルの詳細な仕組みや、フィルインのトリガーがどのように機能するかについては、こちらのワークショップ動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=nIzy43dlkWw
「ファスト・プレイ(Fast Play)」設定では、MIDIソングの再生開始タイミングを調整したり、セットアップ・メジャー(準備小節)を含めて再生するかどうかを選択したりできます
MIDIソング(MIDファイルおよびKARファイル)には、冒頭に無音のセットアップ・メジャーが含まれている場合があります。この小節をスキップして、ソングを即座に開始させることも可能です。OS v1.5以前はこの動作が標準でしたが、MIDIファイルにプログラムされた通りに再生してセットアップ・メジャーでカウントインを確認するか、あるいは「ファスト・プレイ」をオンにして、ソング内の最初の音符から直接再生を開始するかを選択できるようになります。
全般的な改善と最適化
前述の新機能に加え、Pa5X OS 1.5ではシステム全体の安定性が向上したほか、さまざまな面で改善が図られています。新機能の詳細については、OSインストール・パッケージに同梱されている「Pa5X New Features v1.5.0 (English).pdf*」をご参照ください。
*日本語マニュアルは現在準備中でございます。ご不便をおかけし誠に恐縮ですが、公開まで今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。








